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「押し入れにしまっていた布団で寝たら体がかゆい!」「朝起きたら虫に刺されるようになった」「布団に入ったらかゆくて眠れない」なんてことはありませんか?

もしかしたらそれはダニが原因かもしれません。

ダニは温かくて湿気のある布団が大好きです。布団はダニが繁殖しやすい場所のひとつで、中でも敷布団は汗や皮脂、汚れが付きやすくダニの温床になりがちです。

しかし、今日刺されたダニ刺され、何も対策せずに寝ることなんてできませんよね。
そこで、今回はスグにダニを駆除できて、効果の高いダニ駆除の方法をご紹介していきます。

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布団にダニ駆除剤は意味なし!熱で退治しよう!

倒れるダニ

ダニは化学殺虫成分の含まれたダニ駆除剤でダニを駆除することもできます。

または、熱と乾燥に弱い特徴があるため、50℃以上の温度で10分以上加熱すると死滅させることができます。

ダニが発生したら真っ先に思い浮かぶのはダニ駆除剤だと思いますが、化学殺虫成分の入った薬剤を煙や霧で空間を満たしダニを駆除する燻煙・燻蒸タイプや、スプレータイプのもの、色々ありますが、どれも布団のダニ対策としてはほとんど意味がありません布団表面にいるダニは退治できても、布団の中に隠れたダニを駆除できないからです。

布団のダニは掛け布団表面にいるわけではなく、主に敷布団の中に隠れており、中からはい出して人を刺してかゆくするため、布団の中のダニを退治しなければ、再びダニに刺されてしまいます。

そのため、布団のダニは熱でダニを駆除する方法がおすすめです。

すぐに効く!3つの布団のダニ駆除法

車があるなら、まずはコインランドリーに駆け込もう!

コインランドリー

熱によるダニ駆除効果の高い方法としては、コインランドリーで加熱する方法があります。
コインランドリーまで布団を運ぶ手段が必要になりますが、車がある人やすぐ近くにコインランドリーがある人は、安く、確実にダニを退治できる方法です。

乾燥機で布団全体を効率よく温め、熱を布団内部に伝えられるのでダニを死滅させることができます。
温度を設定できるところもあるので、「85℃」くらいに設定するか、「高温」にしましょう。布団、毛布、羽毛布団など、大型で縮みのない品物は高温で大丈夫です。中まで温めることを考えて、様子を見ながら40~50分程度加熱しましょう。

ただし、布団の種類によっては加熱乾燥できないことがあるので、洗濯表示タグはしっかり確認するようにしましょう。

布団乾燥機があるなら、布団乾燥機にかけよう!

布団乾燥機

もし布団乾燥機をすでに持っているという人は、布団乾燥機で布団を温めます。

布団内部の温度を上げるのに時間がかかるので、50~70分程度、熱の伝わり具合を確かめて十分乾燥させます。

掛け布団と敷布団の間に温風の排出口を差し込むタイプの場合、温度にムラがでてしまうので、布団全体を大きなポリ袋などで覆って加熱するとより効率的に加熱できます。

ダニで困っている人必見!おすすめ布団乾燥機12選と正しい選び方

濡れた布団を乾かす勇気と時間があるならスチームアイロンをかけよう!

アイロン

スチームアイロンの蒸気で布団を加熱して駆除する方法もあります。蒸気は100℃近くの温度に達するため、ダニを駆除する効果は高いです。

ただし、蒸気で多くの水分を含んでしまうので、天気が良く布団を十分乾燥させられる時間がある人はチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

① スチームを放出しながら、横にスライドし、布団全体をアイロンがけします。
② 布団を裏返し、裏面も同様にスチームをあてていきます。
③ 布団を干します。
④ ひっくり返し、裏面も乾かします。

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ちょっと後に効く!2つの布団のダニ駆除法

ダニ取りシートを設置しよう!

ダニ取りシート

効果を発揮するまでに3日~2週間ほどかかりますが、一回設置すれば3カ月間ダニを捕獲・駆除してくれるダニ取りシートというものもあります。

置くだけで24時間ダニを捕獲してくれます。ただし100%ダニを死滅させられるダニ取りシートは「ダニ捕りロボ」という商品だけなので、他の商品の場合、ダニの繁殖や逃げ出しなど取扱いには十分気を配りましょう。

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ダニよけスプレーを撒こう!

ダニスプレー

アロマオイルを使用したものなど、赤ちゃんや小さな子供の肌にも低刺激な商品が販売されています。これらはダニが苦手なニオイで、ダニを遠ざける忌避(きひ)タイプと呼ばれるダニスプレーです。

ダニを死滅させることはできないので、駆除方法とは違いますが、ダニはスプレーを吹きかけたところを嫌って、一定期間近づかなくなり逃げていきます。

効果の持続性は薄いので小まめに行う必要があり、ダニを駆除できないため、根本的な対策にはならないので、ダニ取りシートと併用して使うのがおすすめです。

時間をかけて効く!3つの布団のダニ対策

ダニを増やさないポイント

温度計と雨模様

ダニは温かく、湿気のあるところを好みます。温度20~30℃湿度60~80℃で活発に繁殖するので、温度や湿度を下げることで繁殖を抑制することができます。

①毎日窓を開けて換気して風を通して温度・湿度を下げよう!

窓を開ける男の子

春・秋・冬時期はできる限り毎日窓を開けて室内に風を通すようにしましょう。
畳に布団を敷いていると、特に畳が湿気を吸ってしまっており、畳もダニが繁殖しやすい場所なので、できるだけ布団を上げて、畳を乾燥させるようにしましょう。

②梅雨時期は扇風機・エアコンで温度・湿度を下げよう!

エアコン

梅雨時期は湿度が高く、気温も高いので窓を開けてもあまり意味がありません。エアコンの除湿や冷房で湿度を落とし、扇風機で風の流れを作ってあげるようにします。

③布団を天日干しして、布団を乾燥させよう!

天日干し

天日干しで風通しをしてあげることで、湿気を取り除き乾燥できます。しっかり布団の中まで乾燥することが大切なので2~3時間ほど十分干しましょう。

太陽に陽で多少のダニは死滅するので、1~2時間干したら裏返しにし、反対側も陽に当てるようにしましょう。

布団を干した後に布団たたきで叩くのはNG。ダニアレルゲンが細かく砕け、布団の奥まで入り込んでしまいます。

布団の天日干しは効果ある?正しいダニ駆除の仕方

無料でできるダニ対策は効果がでるまでに時間がかかる

時間

天日干しや掃除機掛け、換気などのダニ対策法は、無料でできて確かに効果はあるものの、効果がでるまでに時間がかかります。

継続的に行うことで、少しずつダニを減らす効果が期待できますが、今日ダニに刺されて今晩寝るまでにダニ刺されをなくしたいと思っている人にとっては、今すぐダニを退治できる方法ではありません。

ダニ退治をしたら掃除機掛けしてアレルゲンを取り除こう!

カーペットを掃除機掛け

コインランドリー、布団乾燥機、天日干しなどをした後は、死滅したダニが布団に残ってしまっています。

ダニ死骸やフンなどはアレルギーの原因となるため、ダニを駆除したら、丁寧に掃除機をかけてアレルゲンを取り除くようにしましょう。

【最終手段】布団クリーニングでダニを完全駆除!

宅配業者

どうにもこうにもダニ刺されが無くならないという場合は、布団クリーニングを行いましょう。自宅まで布団を取りに来てくれる宅配クリーニングだと、手間がなく楽です。

熱によるダニの駆除はもちろん、布団を丸っと洗ってくれるので、日ごろの汚れと共にアレルゲンも水に溶けて除去できます。

布団宅配クリーニングのフレスコ|口コミ・評判まとめ

押し入れにしまってあった布団を出すときは天日干ししよう

布団の天日干し

来客用の布団や、しばらく押し入れにしまっておいた布団を出した時は、ダニが繁殖していることもあります。

できれば使用する数日前の晴れた日にたっぷりと天日干ししておくようにしましょう。多少のダニ対策にはなるはずです。

まとめ

今回は、ダニに刺されてすぐに対策したい!というひとのために、すぐにできる効果的なダニ駆除法に焦点をおいてご紹介しました。

布団を敷いたり、ベッドを置いている寝室はどうしても湿気がたまりがちになります。布団のダニ対策はもちろんですが、畳に布団をしいているのであれば、畳の乾燥にも気を配ったり、カーペットを敷いているのであれば、カーペットのゴミの除去や除湿も行いたいところです。

ダニの繁殖は部屋の環境も大いに影響してくるので、使用していないときには、部屋の湿度・温度を下げダニが繁殖しにくいようにし適度に掃除や洗濯をして、ダニやダニのエサなどを取り除くようにしましょう。