「敷布団をコインランドリーで洗えるのか」「コインランドリーで敷布団を洗う手順がわからない」「失敗はできないから不安」といったことを考えてはいませんか?
あまり知らないかもしれませんが、実は敷布団はコインランドリーで洗うことができます。最近はコインランドリーも布団の丸洗いを押しているようです。クリーニングよりも手軽で料金も安く布団を洗えるのが魅力です。一方で、自己判断になるため、失敗が怖いといったことがあります。
しかし、あらかじめポイントを抑えておけば、失敗もなく、一度経験してしまえば、さほど心配することはありません。今回シングルの敷布団を実際にコインランドリーで洗濯してみました。初めてで心配という方は、この記事で、コインランドリーで敷布団を洗濯するときのやり方・手順を詳しく、写真つきで解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
実はいきなり大失敗しちゃったの(汗)あなたも失敗しないように、よくよく記事を読んで注意してね!
目次
コインランドリーはシングル・セミダブルサイズまで
今回、洗濯した敷布団はシングルサイズの布団です。洗濯機・乾燥機の中に敷布団が入らないと洗濯できないので、コインランドリーで洗うのはサイズ的にセミダブルまでが限界です。ダブル以上のサイズの敷布団は、大きすぎてコインランドリーには向かないので、近くの布団クリーニング店や宅配クリーニングサービスを利用するのがおすすめです。
敷布団をコインランドリーで洗うと料金はいくらかかる?
今回洗濯した敷布団シングルサイズを参考に料金を記載します。おおよその料金なので、素材や厚さによっては、追加で洗濯、乾燥時間を延長すると良いですよ。
■シングルサイズの敷布団の料金(参考) 合計1,400円 | |
洗濯(30分) | 洗濯|17kg|30分コース/ 800円 |
乾燥(36分×2回) | 乾燥|14kg|12分100円×3×2回/ 600円 |
最近のコインランドリーは洗剤が自動投入され料金はかかりません。洗濯30分コースで、洗濯・脱水まで行ってくれます。乾燥は40分が推奨されてましたが、敷布団の種類によって乾きにくさが違います。必要に応じて追加で乾燥するとよいでしょう。ニトリの布団は乾きやすいですが、今回洗濯したキルティングの側生地だと、中々乾燥されず時間がかかりました。また、簀巻き状にすると乾きにくいので、一度取り出して乾燥具合を確認したあと、途中裏返しに巻きなおして再度乾燥しています。
敷布団をコインランドリーで洗う前に確認すべきポイントは?
洗濯表示をチェック
■洗えるかどうかの判断基準 | |
洗濯OK | ○ 詰め物が化学繊維(ポリエステル) |
洗濯NG | × 詰め物が綿 × 側生地が絹 |
まずは敷布団の洗濯表示を確認します。ほとんどの布団は「洗濯できない」となっていますが、実際は洗えます。ただ、側生地や中の素材も洗剤や乾燥による痛みや、自己判断による失敗もありえるので、あくまで自己責任で行いましょう。(当サイトでは責任は負いかねます)
見るポイントは、側生地と詰め物のところです。多くの市販品はポリエステルなどの合成繊維なので、洗濯しても問題ありません。ただし、詰め物の素材が「綿」の場合は、洗濯NGです。絶対に洗濯しないでください。ダマになって、使えなくなってしまいます。
キルティング加工が入っているかどうかチェック
キルティング加工あり | そのまま洗濯してもOK |
キルティング加工なし | 紐やマジックテープで中綿がずれないように固定すればOK(そのまま洗うのはNG) |
キルティング加工とは、中の詰め物がずれてしまわないように、側生地の表面と裏面を縫って押さえる加工のことです。キルティング加工がされていれば、洗濯途中に中綿がずれてしまう心配は少ないですが、キルティング加工をされていない布団をそのまま洗濯してしまうと、中綿がダマになってしまい、元に戻せない可能性があります。キルティングがされていない布団は、布団を簀巻きにして紐やマジックテープなどで固定すれば、中綿がずれずに洗濯することが可能です。
キルティング加工見落としの失敗例
洗ったら中綿がダマになって、もうダメかと思ったわ
今回は直せたけど、元に戻せない可能性もあるから注意しよう!
今回、キルティング素材と思って洗濯したところ、キルティングの側生地というだけで、中綿がずれないように加工されていなかったために、ダマになる大失敗をしてしまいました。見た目がキルティングだからといって安心してはいけません。しっかり、表面と裏面が縫い合わさっていて、中綿がずれないか確認しておきましょう。
幸い中綿の板が丸まっていただけなので、縫い合わせを解き、手を入れて整形して、縫い合わせたところ、元に戻りました。
敷布団をコインランドリーで洗う手順
洗濯機でそのまま、洗濯→乾燥まで行えますが、今回は、洗濯と乾燥を分けて行いました。ダニアレルギーなどで、アレルゲンの除去を完璧に行いたい人は、最初に乾燥機で30分ほど加熱します。ダニは50度以上の高温で10分以上加熱すると死滅します。最初にダニを退治しておくことで、死滅したダニアレルゲンも洗濯で洗い流すことができます。(生きてるダニは洗濯では死にません)
うちの子はダニアレルギーもちだから、最初に乾燥させてから洗濯してます!
手順1.敷布団のカバー類を取り外す
敷布団につけているパッドやカバー類は全て外しましょう。敷布団そのままの状態で洗います。
手順2.敷布団を縦長に簀巻きにして紐でしばる
キルティング加工がされていない布団や、キルティング加工がしてあってもダマになるのが心配な方は、最初に敷布団をぐるぐると巻いて簀巻き状にします。
短いほうに巻いてもよいですが、奥行きが足らず洗濯機に入らないかと思います。面倒ですが、縦長に巻くと良いでしょう。巻いたら紐やマジックテープで巻いて固定します。乾燥時も使うので、熱で溶けない素材のものがよいです。
手順3.洗濯機に入れ30分間洗濯する
簀巻きに状にした敷布団を洗濯機に入れていきます。洗濯コースは30分コース。洗濯機の種類によって様々ですが、洗剤が自動投入されるところも多くなっています。今回は洗剤が自動投入されました。
ちなみに、洗濯コースはいくつかあり、その中から自分で選択します。今回は右から二番目の青いボタン。洗濯のみのコースで30分で800円です。料金をいれボタンを押します。(小銭がなくても両替機があるところがほとんどです。)
洗濯機の中で敷布団がごろごろ回っています。洗濯・すすぎ・脱水まで行ってくれます。
手順4.洗濯機から乾燥機へ移動する
洗濯が終わったら、洗濯機から取り出し乾燥機に移動します。乾燥時間の目安は40分です。12分100円の乾燥機なので、とりあえず300円分投入し、36分間の乾燥を行います。
乾燥機もコースによって乾燥温度を設定できるところがあります。今回は「標準コース」で70度まで温度が上がります。最初にドラムリフレッシュをすると、乾燥機内部の空気がいれかわります。前の人の臭いが気になるときは、最初にボタンを押しましょう。
乾燥されています。結構ゆっくりとごろごろ回ります。
手順5.一度取り出し乾燥具合をチェック!必要なら乾燥時間を追加!
一度取り出して、乾燥具合を確かめます。天日干しで中まで乾かすのはなかなか難しいので、完全に乾くまでしっかりと追加で乾燥させると良いでしょう。
今回の敷布団は、側生地がキルティング素材ということもあってか、40分で取り出したところ、完全に乾燥していませんでした。一度とりだしたら、再び裏返して巻きなおし、40分間追加乾燥をさせました。
敷布団の洗濯完了!
敷布団が完全に乾けば、洗濯完了です。どうでしたか?思いのほか簡単ですよね?ちなみに洗濯前と後の美フォーアフターはこんな感じです。
BEFORE
AFTER
中綿のつくりのせいか、思ったほどのふくらみはありませんでしたが、側生地も丸ごと洗えてキレイになりました。
布団の種類によっては、ふわふわに復活する可能性もあるので、ぜひ機会があったら試してみてください。
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