秋は、梅雨・夏の後なので、ダニが発生しないと思われがちです。しかし、だんだん冷え込むからといって、ダニが発生しないとは言い切れません。室内の温度・湿気などの条件さえ整えば、ダニの繁殖は十分にありえます。
そこで、本記事では、秋に発生するダニ対策とおすすめグッズについて紹介します。
涼しくなってきたから、秋はダニが発生しないと思ってたわ
残暑と秋雨で、秋でもダニ刺されもあるよ!しかもダニアレルゲンは秋がもっとも多いんだ。
・温度・湿度・住処(繊維)さえ整えば秋でもダニは発生する
・今すぐダニを退治したいなら、コインランドリーを使う
・即効性と持続性を兼ね備えたダニ捕りロボがおすすめ
目次
秋にダニ対策が必要な理由
秋だからこそダニ対策が必要な理由を紹介していきます。
秋でもダニは発生する
ダニが発生するのは、梅雨・夏時期だけではありません。秋から冬へと、寒くなればいかにもダニは少なくなりそうですが、「温度」「湿度」「住処」の3つの条件がそろえば秋であっても冬であってもダニは発生、繁殖をします。
ダニが発生、繁殖しやすい環境は温度25℃前後、湿度70%程度です。住処となるのは湿気が多い場所で、主に布団やカーペットなどの繊維にたまった湿気を元に発生します。ダニは外的から身を守れる場所を好む習性があるため、温度・湿度・繊維の三拍子が揃った布団・カーペットは秋だからそこチェックする必要があります。
人間が快眠・過ごしやすさに必要な環境は、ダニにとっても快適です。だんだん冷え込んでいき、暖房や電気毛布を使い始めるとダニが発生するのは、何の不思議もありません。
冬用の衣服や布団にもダニがいる
衣替えで、冬用の布団などの寝具、ジャケットやダウンなどを使いはじめには、ダニやダニアレルゲン(ダニの死骸・糞)の対策をしてから使い始めましょう。押入れや衣装ケースの中は、湿気が籠りやすく、フケ・アカをたっぷりと含んだ布団なので、自然とダニが発生しやすい環境となっています。具体的には、
- 使う前に布団を干す
- 布団を掃除機にかける
- 毛布などは洗えるものは洗って乾燥機にかける(コインランドリーがおすすめ)
- ジャケットやダウンは陰干しで通気する
また、秋冬は押入れの中も確認する必要があります。もし、押入れを開けたときに、ジメジメさを感じるなら、
- 布団を押入れにしまう前に、起きたら布団を軽く振り広げて湿気を飛ばす
- 換気や天日干しなどで押し入れないの湿気を減らす
- 市販の除湿シートや除湿剤を利用する
などの湿気対策をしましょう。ダニ取りシートを設置してダニ対策をするのもおススメです。
秋だからこそ大事なダニ対策
環境さえ整えば、秋でもダニが発生する可能性は十分あります。秋でも、なるべくダニを減らしておくことは、アレルギー症状を和らげることに役立つので、ぜひ対策をしておきましょう。
コインランドリーを使う
布団や衣服に付いているダニを速攻で退治できる方法は、コインランドリーを使うことです。洗濯・乾燥含めて1,000~2,000円程度で済むので、定期的に行うならコインランドリーがおすすめです。
ダニを駆除するには、少なくとも50℃以上の熱が必要ですが、コインランドリーでは、50℃以上の加熱乾燥や場所によっては熱湯洗濯が可能で、確実にダニを死滅させることができます。
70〜80℃の高温設定で「乾燥→洗濯→乾燥」の順番で洗濯・乾燥すれば、ダニの駆除ができます。最初に乾燥機で加熱する理由としては、「洗濯→乾燥」の手順だと、洗濯で生き残ったダニが、乾燥後にアレルゲンとして残ってしまうため、最初に「乾燥」で加熱することでダニを殺し、洗濯で洗い流せるからです。
わざわざ店舗へ布団を持っていくのが大変ですが、速攻性のあるダニを退治方法なので試してみましょう。
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布団乾燥機
初期費用として多少料金がかかりますが、布団乾燥機を使うのもおすすめです。市販で売られている布団乾燥機にはマットタイプとマットレスタイプの2種類があり、じっくり隅々のダニを確実に駆除したい場合は、マットタイプがおすすめ。三菱電機のAD-X80や、パナソニックのふとん乾燥機 FD-F06A7など、高性能な布団乾燥機が多数あります。家にいながら布団に潜むダニを退治できます。
乾燥後は熱で死んだダニアレルゲンを除去するために、布団クリーナーや掃除機などで、一往復10~20秒を目安にゆっくりと掃除機を掛けるのを忘れないようにしましょう。
部屋の換気と床の掃除機がけ
秋が深まっていくと冷え込みとともに、コタツや暖房機器を使うことで、室内の温度が上がり、特に窓際は結露による湿気によりダニが発生しがちです。そのため、定期的に部屋の換気と掃除機がけを心がけましょう。
カーペットや布団に掃除機がけするだけでもダニの死骸や糞を除去でき、ダニのエサとなる食べかすや人間の髪の毛・フケなども除去できます。こまめな掃除と換気でダニの発生が抑制されます。即効性はないですが、普段から行えば、ある程度効果は見込めます。
症状緩和のためにはできれば毎日行うようにし、難しい場合は週に2~3回程度は行うようにするのがよいでしょう。
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ダニアレルゲンは秋になる前に減らすこと
ダニが増える時期とハウスダスト(ダニアレルゲンを含む)が増える時期はピークが違います。ダニアレルゲンが最も多くなるのは秋で、10月がピークになっています。これは夏に大量に増殖したダニが、寒さや寿命(3ヶ月ほど)で死んでアレルゲンとなるためです。
ダニとアレルギー症状は以下のような流れになります。
- 5~7月にアレルギーの原因|チリダニが増殖
- 7~9月にダニ刺されの原因|ヒトを刺すツメダニが増殖
- 9・10月にチリダニが死にダニアレルギーの症状がひどくなる
そのため、ダニアレルギーの症状を抑えたいのであれば、秋に対策するのではなく、ダニが生きている夏の時期に減らしておくのが得策です。
秋のおすすめダニ対策グッズ
秋にもおすすめなダニ対策グッズは、日革研究所が開発した「ダニ捕りロボ」です。ダニ捕りロボは、シートを布団またはカーペットの上に置くだけで、簡単にダニを退治できます。即効性だけでなく、長期的なダニ退治を実現。増殖抑制率は100%なので、一匹たりともダニを逃しません。
ダニ捕りロボの内部にある誘引剤の匂いで、繊維に潜むダニを根こそぎ捕まえます。そして、吸湿セラミックでダニの水分調整能力を崩し、死滅させます。効き目が無くなれば、新しく中身を取り替えるだけで、使い続けることが可能です。
また、天然由来成分で出来ているので、子供やペットの健康リスクを心配する必要はありません。3ヶ月ごとで取り替え可能なので、まずは試しに使ってみましょう。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。秋だからこそ知ってほしいダニの発生原因と対策について解説しました。温度・湿度・繊維さえ整えば、ダニの大量発生は十分にありえます。対策として、コインランドリー・布団乾燥機・掃除機がけを試しましょう。
また、短期・長期的なダニ対策をお考えなら、ダニ捕りロボをぜひ試してください。
最後に本記事のおさらいをしましょう。
・秋でも条件さえ整えばダニは発生する。
・手っ取り早くダニを退治したいなら、コインランドリーを使う
・布団乾燥機は初期費用がかかるが定期的なダニ対策に有効
・普段からの定期的な掃除機がけと換気は大切
・短期・長期的なダニ対策なら、ダニ捕りロボを推奨