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「朝布団から起きたら全身がかゆい」「腕や足を刺された!」と感じたら、ダニの仕業かもしれません。中でも家の中で人を刺すのはツメダニというダニですが、ツメダニに刺されると非常にかゆいため、できれば早めに対策をしたいですよね。

ツメダニは夜行性のため、寝ている間に布団やパジャマをすり抜け、人を刺すことがあります。かゆみが強いため「かゆくて眠れない」「ダニがいるかと思うと寝たくない」と思う人もいるほどです。

今夜、寝るときまでには何か対処をしたいですよね!

今回は全身がチクチクしたときのかゆみの対処とダニ対策についてご紹介していきます。

ただ置くだけで24時間ツメダニを駆除できる方法があるのですが…

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朝起きたときのかゆみの原因はツメダニ

 

ベッドで目覚まし時計を押す女性

家の中のダニは大きく2種類います。アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギーの原因となるチリダニと、人を刺してかゆくするツメダニです。

他にもイエダニやトリサダニなどの屋外ダニと呼ばれるネズミなどの動物に寄生するダニも存在しますが、アパートやマンションなど気密性が高く衛生的な近年の住宅で刺されることはほとんどありません。

夜寝ている間に刺されたということであれば、ツメダニによる被害と考えられます。

 ツメダニに刺されやすい箇所

ツメダニは夜行性のため、夜寝ている間に服の中にまで潜り込み、二の腕太もも脇腹など人の肌の柔らかい所を刺します。積極的に人を刺すことはありませんが、一回で複数個所刺す場合があり、刺されると猛烈なかゆみ1~2週間ほど続きます。

ツメダニについての詳細>>ツメダニの生態と特徴を徹底調査!効果的なツメダニ対策とは?

ダニに刺されやすい人とは?

赤ちゃん

●ダニに刺されやすい人

  • 汗かきの人
  • 体温が高い人
  • 肌の柔らかい人
  • 掃除・洗濯などの家事が苦手な人
  • 普段、布団の天日干しや換気を行わない人など

ダニは高温多湿を好むため、汗かきの人体温が高い人はダニに刺されやすい傾向があります。また、肌の柔らかいところを刺すので、赤ちゃんや子供・女性は刺されやすいようです。ダニ刺されのかゆみの原因はアレルギー反応の一種なので、人によってかゆみの発現の仕方やスピードは違います。

また、ダニは家の中の環境によって生息数は大きく違うので、掃除や洗濯などの家事の頻度や、普段から換気や天日干しを行っているかなど、その人の習慣によっても、刺され方は大きく変わってきます。

ダニに刺されやすい人はダニを繁殖させちゃう人のダメな7つの習慣でチェックしてみてください。

ダニに刺された時の4つの対処法

救急

ダニ刺されはかゆみが強く、長引く特徴があります。刺され痕が残ることもあるため、なるべくかゆみを抑える対策をし、掻き壊さないようにすることが大切です。

1.患部をかかない

ダニに刺されたらまずはかかないようにすることが大切です。ツメダニによるダニ刺されはかゆみが強く長びく特徴があるため、掻き壊して、とびひになったり、痕がこのってしまう可能性もあります。刺されたら水で洗って患部を衛生的に保ち、冷やしたり、薬を塗るなどして患部をかかないように工夫しましょう。

2.患部をタオルや保冷剤で冷やす

かゆみは冷やすことで症状を抑えることができます。水で冷やしたタオルやタオルを巻いた保冷剤で患部を冷やすようにしましょう。冷やしすぎにはご注意を。

3.抗ヒスタミン入りの薬を塗る

抗ヒスタミン成分はかゆみを抑えてくれます。またステロイド成分の入ったものだと、炎症を鎮め、赤みやかゆみも取ってくれるので、短期間の使用であればきれいになおります。

4.悪化したら病院を受診しよう

かき壊しや刺され箇所が多く状が悪化するような場合には皮膚科を受診するようにしましょう。抗ヒスタミン剤やステロイド軟こうなど、症状にあった適切なものを処方してもらえます。

今すぐできる布団のダニ対策

タオルケット

さっそく今晩寝るまでの間にもダニに再び刺されないために対策をしておきたいですよね。ベッドで寝ている人は、布団だけでなくマットレスの対策も行いましょう。

・マットレスにダニ駆除スプレーをし掃除機をかける

マットレスの中はスプリングだからといってダニがいない訳ではありません。ものによりますが、上部にはウレタンなどのクッション素材を使っているため、中にダニが潜んでいることもあります。しかし、スチームアイロンや熱湯でのダニ駆除はマットレスを傷めてしまう可能性があるため、表面にダニ駆除スプレーを撒くのが良いでしょう。定期的にやるだけでもダニを駆除できます。薬剤が乾いたら、掃除機をかけるようにしましょう。

関連記事>>簡単&早い!4ステップでできるマットレスのダニ対策|ベッド利用者必見!

・敷布団・毛布はコインランドリー/布団乾燥機/スチームアイロンする

敷布団毛布加熱駆除でダニをやっつけます。

●布団乾燥機をもっていれば、布団の芯まで温まるように50分以上加熱すると良いでしょう。

●持っていない人は、近所のコインランドリーに布団を持っていき乾燥機にかけます。こちらも50分以上加熱すると確実です。

●どちらもないという人は、アイロンのスチーム機能を使って、芯まで加熱できるように意識し、ゆっくり横にずらしながら、ボタンを押してスチームを発射させていきます。全体を加熱できればOKです。最後に外に干し十分乾燥させましょう。

●何も持っていなければ、日中、陽の高い10時~15時くらいの間に、天日干しし、途中でひっくり返し、裏側も太陽の陽に当てます。

・枕カバー・シーツ・タオルケットは70℃程度の熱湯に10分つけて洗濯する

シーツやカバー類は洗濯をするだけでもダニを除去できますが、洗濯する前に、70℃程度の高温のお湯に10分程度浸すとダニを事前に駆除することができます。その後、洗濯をしましょう。洗濯をして、乾燥機で乾燥させるだけでもダニは駆除できますが、ダニの死骸やフンなどのアレルゲンが残るので注意してください。

畳に布団を敷いている人は畳のダニ対策もしよう!

布団を畳の上に寝ている人は、いくら布団のダニ対策をしても刺されてしまう可能性があります。

理由としては、ダニは非常に小さいので、布団の繊維をすり抜けて、畳から布団に潜り込み、服の中まで入ってくることができるからです。

布団のダニ対策はしているのに、それでも刺されてしまうという場合は、畳のダニ退治も合わせて行うようにしましょう。

一番手軽なのは、市販のダニ駆除剤を畳に撒くことです。それ以外にもいくつか方法はありますが、詳しく知りたい方は、『畳のダニを徹底駆除!意外と知らない畳の正しいダニ退治』をご覧ください。

ダニを発生させないために対策後に行うこと

掃除する女性

1.布団の天日干し・通気でダニの繁殖を抑制する

ダニは高温多湿の場所を好むため、定期的に天日干し通気で、布団を乾燥したり、部屋の湿度を下げてあげればダニは活動が鈍くなります。春・秋・冬はできるだけ毎日換気を行うようにし、晴れた日には布団を天日干しするようにしましょう。

夏場は布団の天日干しは効果が高いですが、部屋は換気を行うよりもクーラー扇風機で湿度を下げ、風通しをするようにします。

2.ベッドメイキングを行う

寝ている間に人はコップ一杯分の汗をかくと言われています。寝起きの布団は湿気が多いので、寝起きは一度布団を持ち上げて中の湿気を飛ばしベッドメイキングします。汗を多く掻く上半身の布団は半分に折り畳んで置くだけで、ベッドの湿気と温度をぐっと下げることができダニの繁殖を抑えることにつながります。

3.掃除機がけ・洗濯をしてダニのエサを除去する

ダニは人のフケやアカ・皮脂・髪の毛、食べかすなどをエサとし、湿気がたまり温かいホコリを好みます。定期的に掃除機をかけてダニのエサを除去するようにしましょう。定期的に布団のカバー類も洗濯し、汚れをためないようにしましょう。

4.敷きパッドをかける

敷きパッドを掛けてない人は、敷きパッドを敷くことをおすすめします。敷きパッドはマットレスや布団の代わりに汗や汚れを吸収してくれます。敷きパッドは取り外して簡単に洗うことができるので、定期的に洗うことで布団への汚れ移りの予防にもなり、ダニの繁殖抑制にも一役かってくれるはずです。

5.ダニ取りシートでダニを捕獲・駆除する

マットレス敷布団のダニ退治はとても労力がかかり、対策がしにくいです。手間をかけずにダニを駆除したい人は、マットレスと敷布団の間に置くだけでダニを駆除できるダニ取りシートがおすすめです。ダニ取りシートの種類はピンキリですが、当サイトでおすすめしている『ダニ捕りロボ』はシート内のダニ抑制率100%で捕獲したダニはかならず死滅させることができます。独自技術で国内外の特許を取得し、国内3つの第三者機関により安全性も証明されており、安心して使えるダニ取りシートです。

他にもダニ取りシートは種類が豊富なので、自分で選びたい方は失敗しないダニ取りシート!おすすめランキングBEST5【エビデンスあり】もご覧ください。

ダニ取りロボの公式サイトを見る>>

家の中の虫刺されの被害

腕かゆい

 家の中の虫刺されはダニ刺されだけとは限りません。夏場や環境によっては、蚊やその他の虫に刺されている可能性もあります。可能性は低いかもしれませんが、心当たりがある人はダニと思い込まずに、別の可能性があることも頭の片隅にいれておくと良いでしょう。

梅雨時期~夏時期にかけて多く発生し、人を刺します。複数個所刺すことは少ないですが、ベランダや林など、水たまりや湿気の多い場所で多く発生します。かゆみはそれほど強くなく、1~2日程度でかゆみは治まります。虫よけスプレーや虫よけ剤を設置して蚊よけをしましょう。

ノミ

膝から下を刺し、ぴょんぴょんジャンプするので、はなれた場所を複数個所刺し吸血します。非常にかゆみが強いため、掻き壊しに注意しましょう。現在はネコノミがほとんどで、ペットを飼っている人は、ノミ刺されの可能性があるので、市販の駆虫薬や動物病院でノミを駆除してもらいましょう。

トコジラミ

別名ナンキンムシとも呼ばれ、夜になるとはい出てきて人を吸血します。刺されると激しいかゆみを伴い、人によっては発熱などの症状がでます。家具の隙間や寝具、段ボールなどに隠れています。吸血した血液を糞として排出するため、黒褐色の血の糞を見つけたらトコジラミが疑われます。個人で完全駆除は難しいため、見つけたら業者に駆除してもらいましょう。

イエダニ

イエダニは、ネズミに寄生する吸血性のダニです。。宿主のダニが死滅したり、ネズミの巣で大量発生した際に、新しい宿主を探して人を刺すことがあります。刺されると非常にかゆく、赤く発疹がでます。感染症を媒介する恐れがあるので、見つけたら、まずは業者に依頼しネズミを駆除するようにし、その後、部屋全体と部分駆除をするようにします。

まとめ

ダニは目に見えないほど小さく、刺されてからでないと気が付かないことが多いです。なかでも、布団はダニによる被害が多い場所で、刺されたときにはダニが多く繁殖している可能性があります。できるだけ、日ごろからダニを増やさないようにしたいですね。

ダニは家の中いたるところに存在し、全てのダニを駆除することはできないので、長期的に対策を行っていくようにしましょう。