日本の文化ともなっている布団の天日干し。日本人なら一度は布団を外に干したことあるんじゃないでしょうか。布団を天日干しすることで、睡眠中の布団にたまった湿気を取り除き、日光消毒による殺菌効果が期待できます。
しかし、天日干ししても布団にいるダニを全て殺すことができないということはご存知でしたか?
せっかく気持ちよく寝られると思ったのに、「え?それじゃ布団を干す意味はない?」「ダニを退治するにはどうしたらいいの?」と疑問に思ったりしたのではないでしょうか?
今回は布団の天日干しの効果とダニ退治についてみていきたいと思います。

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天日干しで本当にダニを退治できる?

布団の表面にいるダニについては、太陽の陽の光による熱によって死滅させることはあまり期待できません。では、どういった時にダニを殺すことができるのでしょう?

ダニが死滅する条件

ダニが死滅するイラスト

ダニは乾燥と高温に弱い生き物です。温度が50℃以上で30分、または60℃以上で20分で死滅すると言われています。ダニの種類や条件によって、死滅度は変化しますが、布団を干した乾燥による瞬間的な湿度の低下では、そうやすやすと死滅しません。また太陽の光によって布団の表面が温められるといっても、50℃に達するのはよほどの気象条件がそろう必要があり、天気の変動もあって、高温を長時間保つことは難しいです。
ダニは環境の変化にもとても強く、洗剤が入った水の中で一週間も生き残ると言われています。

チリダニ科コナヒョウヒダニ,ツメダニ科クワガタツメダニ,Cheaicarcipsis sp .,コナダニ科ケナガコナダニを温度50℃,湿度23〜25% R.H,下に置くと,10〜20分で死亡率 100%となった。

コナヒョウヒダニをビニール袋に入れて50℃に加熱すると,10分間以内に死亡した。

引用:家屋内生息性ダニ類の生態および防除に関する研究(8)(吉川 翠)

布団を天日干しをする効果

天日干ししている布団の写真


布団を天日干ししても、ダニは太陽の光の当たらない、布団の内側や裏側に逃げ込んでしまい、布団の中のダニ全てを殺すことはできません。しかし、まったく効果がないかというとそういうわけでもありません。天日干しすることによって以下のような効果があります。

ダニの繁殖抑制になる

ダニは乾燥した環境に弱いため、布団を干して風通しをしてあげることで、布団中の湿度を下げることができ、ダニの繁殖を抑えることが期待できます。合わせて窓を開け部屋の中も風通ししてあげることで、部屋の湿度を下げダニの繁殖抑制になります。また、取り込んだ布団に湿気が戻ってしまうことを防ぐことができます。

メモ:布団たたきで布団を叩くのはNG
布団たたきで叩いてしまうと、乾いたダニの死骸や糞が細かく砕け、布団の中にまで深く入り込んでしまいます。これらは、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの元となるアレルゲンとなってしまいます。布団は干したら、たたきで叩かずに取り込み掃除機で吸うようにしましょう。

菌の増殖を防げる

太陽の光から出る紫外線により菌の増殖を防ぐことができます。陽の光に当たっている表面だけしか効果がないので、途中で布団をひっくり返し、裏側も干すようにしましょう。

布団がふかふかになる

人は寝ている間に、コップ一杯程度の汗をかいていると言われています。また、布団の素材によっては、2リットルもの水分を留めるられるため、布団を定期的に干すことは大切です。布団に溜まった湿気を蒸発させ、太陽の日差しで温められるた布団はふかふかになります。やっぱり気持ちいい布団で寝たいですよね。

どのくらいの時間布団を干せばいいの?

布団の干す時間や回数は、季節や布団の素材によっても異なってきます。やみくもに長時間干せばいいというわけではありません。適切に布団を干さないと、布団の寿命を縮めてしまうことにもつながります。

 布団は午前10時~午後3時頃に干そう

朝夕は気温が低くなり、布団が冷たく湿気っぽくなってしまいます。晴れて乾燥する午前10時~午後3時頃にほすようにしましょう。

天日干しと布団乾燥機、どちらもダニ退治には効果ない?

天日干しと布団乾燥機の比較

天日干しでダニが死なないなら、布団乾燥機ならダニを退治できるか?というと、どうでしょうか。それぞれ一長一短があるものの、いずれの方法もダニの駆除・増殖を抑える意味では一定の効果があると言えます。しかし、いずれもダニ刺されの根本的な解決にはなりません。

天日干し 布団乾燥機
殺ダニ効果 布団表面のみ(条件による) 布団全体(機種、条件による)
ダニ抑制効果 布団・部屋の除湿によるダニの増殖抑制 布団の湿気は室内に排出されるので、部屋の湿度が上がる
ダニ刺され 布団の中のダニが出てきて刺される可能性がある 一時的に抑制が期待できるが、部屋のダニが再び布団に戻る可能性あり
アレルゲン(※1) ダニの死骸・糞は掃除機で表面のみ除去 ダニの死骸・糞は掃除機で表面のみ除去
ダニのエサ(※2) 除去できない
掃除機で表面のみ
除去できない
掃除機で表面のみ

※1:ダニの死骸、糞やそれらが砕けたもの
※2:人の皮脂、フケ、髪の毛など
布団乾燥機は「殺ダニ」機能が付いているものもあり、60℃まで布団全体を温められるものもあります。布団内部まで温められてから30分ほど温め続けることでほとんどのダニを殺せることが期待できます。

ただし、布団乾燥機を使いたい梅雨時期などは、基本的に部屋の湿度が高い上、温められて蒸発した布団の湿気は室内に排出されてしまいます。布団の殺ダニは期待できるものの、一方で部屋の中のダニの増殖を助長してしまうことにもつながる可能性があります。

また、いずれの方法も布団内部に入り込んだ、ダニのエサとなる人間の皮脂や、フケ、髪の毛、汗による汚れは除去できません。

コインランドリーはダニ退治の効果はある?

コインランドリー

コインランドリーは、布団内部に溜まった「ダニのエサの除去」と、アレルギーの元となる「アレルゲンの除去」、高温加熱・乾燥による「殺ダニ」ができます。

布団を丸洗いすることで、布団の中に溜まったダニのエサとなる人間の皮脂や汗などの汚れとダニの死骸・糞などのアレルギー物質を洗い流し、ドラムによる布団乾燥でダニを死滅させることができます。

しかし、ダニは水や洗剤水に強く、洗浄力の高いコインランドリーで数十分洗浄しても死滅することはないため、乾燥時に死滅させたダニは布団に残ってしまいます。

布団のダニを完全に退治するなら、宅配クリーニング

集荷に来た宅配業者

では、「ダニのエサの除去」もできて「アレルゲンの除去」もできて、「殺ダニ」ができて、最後にダニが残らない方法はないのでしょうか?
完璧に洗浄された安全性を求めるなら、「宅配クリーニング」です。宅配クリーニングなら、これらの全ての対策が一気にできます。
宅配クリーニングは、注文して届いた専用のキットに布団を収め、送り返すだけで、数日後にはしっかりと洗浄された布団が届きます。コインランドリーのように自分で布団を運ぶ必要がなく、配送会社が集荷・配達を行ってくれるので、全く手間がかからないのが特徴です。

アレルゲンの除去に高い効果を発揮するので、ダニアレルギーの方や、喘息・アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎の子供を持つ親御さんに人気があるようです。

まとめ

布団の天日干しではダニを完全に死滅させることができないことが分かりましたね。ダニ退治の方法は様々で、天日干しの他にも、布団乾燥機、コインランドリーという方法がありますが、すべての方法に一長一短があります。徹底してダニ対策をするなら宅配クリーニング一択です。自身やお子さんのダニ刺されの頻度、ダニ駆除の目的、痛みの強さ、ダニ退治にかける費用などによって、ダニ対策をするとよいでしょう。

布団の宅配クリーニングフレスコの口コミ・評判についてまとめてみたので、興味のある人はぜひ見てみてください。

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