アレルギーやダニ刺されの対策に、枕を洗ってみよう思ったけど、いざネットで調べてみるとタテ型式洗濯機での洗い方ばかり。ドラム式洗濯機ではどうやって洗えばいいの?なんて疑問に思った方もいるのでは?
ダニとり専科編集部でも調べてみたところ、ほとんどはタテ型式洗濯機の記事ばかり。でも洗濯乾燥の両方ができるドラム式洗濯機を持っている人にとっては「本当に大丈夫なの?」と疑問や心配が残りますよね。
ということで、タテ型式洗濯機の洗い方を参考に、スタッフがドラム式洗濯機で実際に枕を洗濯してみることにしました!
枕のダニの退治方法については、以下の記事でご紹介しているので、よかったらご覧ください。
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枕を洗濯する前に準備するもの
枕を洗濯するときに準備しておきたいものは以下です。これらはタテ型式洗濯機でもドラム式洗濯機でも一緒で大丈夫です。
- 洗う枕
- 洗濯ネット
- 中性洗剤(エマールなど)
その他:バスタオル、枕干し
ドラム式洗濯機でポリエステル綿の枕を洗ってみる
タテ型式洗濯機での洗い方と同じように、枕を実際に洗ってみます。
1. 枕カバーを取り外す
まずは、枕カバーを取り外します。カバーも洗った方がよいですが、今回は本体のみ洗濯することにします。
2. 枕本体の洗濯表示で洗えるか確認する
カバーを取り外したら、本体の洗濯表示を確認します。カバーの洗濯や、枕の天日干しはしていましたが、本体は購入してから2年洗っていません。お見苦しいですが、汗やよだれで結構汚れています。。。
そして、肝心の洗濯表示タグですが、ほとんど消えてしまっています汗
かろうじて「ポリエステル 100%」の表示が見えますが、洗濯表示は全くといって見えません。
恐らくこんな感じだと思います。
すこし心配が残りますが、洗っても大丈夫そうな気がします。
3. 中の素材が飛び散らないよう洗濯ネットに枕を入れる
万が一、洗濯の最中に中身がでてきてしまったときのために、枕を洗濯ネットにいれておきます。洗濯ネットは大きいものを100均で手に入れました。
4. 洗濯機の中に入れる
ネットに入れた枕を洗濯機に入れます。ドラム式洗濯機に限らないかと思いますが、枕を2個洗おうとするとスペースがぎゅうぎゅうなので、一個ずつ洗うのが良さそうです。
ドラム式洗濯機だと叩き洗いになるので、枕に水が浸透するか気になりますが、とりあえずこのまま洗濯してみることにします。
5. 中性洗剤を洗濯機に入れる
一般的な洗濯洗剤は洗浄力が優先なので、「弱アルカリ性」の物が多いですが、枕の中の素材の風合いを損なってしまう恐れがあるので、素材を傷めにくい中性洗剤を使用します。今回はおしゃれ着洗いのエマールを使いました。
6. 洗濯を開始する
用意が完了したら、洗濯モードをおしゃれ着洗いなど、ソフトに洗えるモードに設定します。今回の洗濯機は「おうちクリーニング」モードを使います。
・すすぎ 3回(注水あり)
・脱水 3分
です。
7. 脱水が終わったら形を整える
脱水が完了しました。やはり叩き洗いと言っても、中のわたが寄ってしまっていますね。中まで水は浸透しているようですが、洗い終わりにすこし泡立ちがありました。もしかしたらもう少し水ですすいだ方がいいかもしれません。
中のワタのヨリを均等にならして、形を整えます。


8. 干す
ポリエステルは天日干ししても大丈夫な素材なので、ベランダに干します。洗濯さおにうまく乗せて乾かしましたが、やっぱり定期的に洗おうと思うと、専用のグッズがあると便利ですね。
初春の寒さ残る天気の中、天気がよかったのもあって5時間ほどで中まで乾いているようでした。
乾いているかどうかは枕をぐっと手で押してつぶしてみて、表面が濡れてこなかったら乾いているかなと判断しました。気になる人は、もう少し長めに干すか、扇風機などをあてて通気するとよいと思います。
枕をドラム式洗濯機で洗ってみた感想と注意点
実際に枕をドラム式洗濯機で洗ってみた感想と注意点についてみていきたいと思います。
- 枕がきれいになった
- 枕がちょっと固くなったけど、ふっくらした
- 思いのほか簡単・楽に洗えた
- 洗濯をして「洗った!」「清潔だ!」という満足感があった
- 枕に汗や皮脂の匂いが残っているので、何度か洗った方がいいかもしれない
- 中までしっかり洗えてる感が薄いような感じがした
- 脱水をもっと長い時間してもよかったかも
それぞれの感想・注意について詳しくは後述していきます。
枕がきれいになった
汗やよだれのシミが目立ってましたが、洗濯したらすっかりキレイになりました。
枕がちょっと固くなったけど、ふっくらした
ぺちゃんこだった枕がふっくらと膨らみました。ボリュームが戻ってぐっすり寝られたので満足です!でも、中はちょっと固くなったような感じがあるので、洗濯の仕方と・乾燥の仕方にはもうちょっと工夫が必要かもしれません。気になったことはこの後に書いているので、見てみてください。
思いのほか簡単・楽に洗えた
枕の洗濯と聞くと「重い」「大きい」「大変」という印象がありましたが、実際に枕を洗濯してみると、思いのほか作業が簡単に終わりました。
普通の洗濯よりのように何枚も洗う必要がないですし、洗濯機のボタンを押したら基本待つだけでOK。ハンガーにかけたりする必要もないので、作業工程は衣類の洗濯よりも少ないので、楽に感じたのかもしれませんね。
一度やるとハードルの低さを感じていただけると思うので、気になった方は一度試してみることをおすすめします。
洗濯をして「洗った!」「清潔だ!」という満足感があった
普段めったに洗うことのない枕なので、洗った後の「洗った!」という爽快感はたまりません。清潔になったという気持ち的な部分で、快適に眠れそうな気がします。
「枕って洗えるの?」という方も多いと思うので、お持ちの枕が洗えるか確認してみるといいと思います。特にダニアレルギーやハウスダストアレルギーの方は、枕の洗濯で、アレルゲンを洗い流せるので、枕を買う時は予め洗える枕を選ぶといいと思います。
枕に汗や皮脂の匂いが残っているので、何度か洗った方がいいかもしれない
さすがに2年分の汚れがたまっていたのか、一度の洗濯では汚れが落としきれなかったのかもしれません。ちょっとにおいが残ってる印象です。ドラム式洗濯機はタテ型洗濯機と比べても洗浄力は弱いので、そのあたりも原因がもしれません。
しかし、一番懸念しているのは、洗濯水がしっかり枕の中に浸透してなかったため、しっかり洗えなかったのでは?ということです。詳細は次で述べます。
中までしっかり洗えてる感が薄いような感じがした
においの残りもあるため、洗濯水が枕の中までしっかり浸透せず、しっかり洗えなかったのかもしれません。ドラム式洗濯機は叩き洗いが特徴ですが、そのため水の上に枕が浮いてしまったことが考えられます。
今回、洗濯機に枕を入れて満足してしまいましたが、洗う前には中性洗剤を入れた水に枕をしっかり浸して給水させてから洗濯機で洗うのがいいかもしれません。
脱水をもっと長い時間してもよかったかも
脱水後の水気が結構あり、重いという印象でした。しっかり乾かしたものの、もうちょっと長い時間、脱水したほうがよかったかもしれません。乾いた時の「しっかり乾いてるかな?」という心配も少なくなると思います。
今回はおしゃれ着洗いモードで洗ったので、型くずれ予防のために脱水時間が3分と短めでした。長く脱水すればそれだけ「型くずれ」や「ヨレ」が出てくるので、脱水前に枕をバスタオルでくるんで、ネットに入れ直して脱水すれば、型くずれ無く脱水できるかと思います。
枕をドラム式洗濯機で洗うときの注意点まとめ
それでは、最後にドラム式洗濯機で枕を洗う時の注意点についてまとめていきます。
- ドラム式洗濯機は洗浄力が弱いので何度か洗うとよいかも
- 中まで洗剤水を浸透させるため、一度洗剤を溶かした水に枕を浸すのがおすすめ
- 脱水はしっかり。バスタオルを巻いて3分以上行うとよい
- 乾燥もしっかり。できれば晴れて風のある日に十分に干す
以上4点でした。
次回枕を洗濯するときは、上記のことに気を付けて洗ってみたいと思います。枕を洗ってみよう!と思ってる方も、ぜひ参考にしてみてください。