天日干しではダニを退治できないの?と疑問に思っている方。夏の時期のダニ退治方法を知りたい方。
そんな方向けに疑問解決と具体的なダニ退治方法をお伝えしていきます。
ダニ退治といえば、天日干しがぱっとアタマに浮かぶ人もいるかと思います。一般的に、日差しの弱い春・秋・冬は天日干しでダニを駆除するのは難しいですが、夏の強い日差しであれば、話は別です。時間帯や干し方によって、ダニを死滅させることも可能です。
ダニは10分間以上60℃以上の温度を保つことができれば、退治することができるので、真夏の炎天下を利用して、ダニ退治を効果的に行いましょう。
真夏なら天日干しでダニは退治できる?
夏以外の季節でダニを天日干しで駆除しようとするとなかなか厳しいかもしれません。なぜなら、ダニは60℃以上の温度で10分間以上加熱しないと死滅しないほど強い生き物。ちょっと干した程度では死になないからです。
しかも、ダニは直射日光のあたる布団表面の熱から逃げ、布団内部までにもぐりこんでしまうため、いっそう退治が難しくなります。
では、真夏であればどうでしょうか?真夏の8月に布団の天日干しを行った実験では「1ヶ月間、ほぼ毎日天日干しをして約50%程度のダニを退治できた」という結果となりました。
毎日、布団の天日干しを行ってやっと半分か。。。感じられるかもしれまぜんが、やり方次第でダニを効果的に退治できるかもしれません。
ダニ駆除効果をアップさせる黒い布
黒は熱を吸収することは知られていますが、布団を覆う黒い布を使えば、ダニ退治効果のアップも期待できます。近年、夏の炎天下はものすごく、40度近くまで上がります。プラス8度も上昇すれば、ダニといえどもなかなか厳しい環境になることが想定できますね。
黒い生地を袋状にして布団を包むと、外気が35~40℃の時でも布団表面の温度は約8℃高くなり、中綿の含水量は5%から3%まで落ちます。
(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)
天日干しと正しいダニ除去方法
以下にご紹介するような布団を覆う黒い布をかければ、布団の中綿まで熱々になりそうですね。布団の汚れも防止でき、一石二鳥です。
それでもダニに刺される!そんな時の対処法
頻繁に天日干しをしているけど、「それでもダニに刺される」「ダニ刺されが気になる」という人は以下の方法もおすすめです。
コインランドリーを使う
布団を丸ごと洗えるランドリーも多くあります。布団を巻いて紐で結び、洗って乾かせばOKです。
詳しい洗い方はこちらの記事【初心者向け】敷布団のコインランドリーでの洗い方|手順・料金も写真つきで紹介で詳しいやり方を書いてますので参考にしてみてください。
ちなみに、ダニが死ぬのは洗濯ではなく、高温乾燥です。最短でダニを退治したい人は、布団をランドリーの乾燥機に掛けるだけでもOKです。
ただし、ダニの死骸や糞など、ダニアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)は、乾燥しただけでは除去できないので、掃除機で布団表面を丁寧に吸い取るか、再度水洗いでダニのカスを洗い流してしまいましょう。
ダニアレルゲンは水溶性なので、洗えば水に溶けて落ちてキレイになります。
車のない人は、布団宅配クリーニングもおすすめです。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機を持っているなら、換気やエアコンを掛けながら布団乾燥機を使用しましょう。できるだけ長く布団全体をあたためたほうがダニを退治しやすくなります。
布団乾燥機についてはこちらの記事ダニで困っている人必見!おすすめ布団乾燥機12選と正しい選び方も参考にしてみてください。
ダニ取りシートを使う
布団のダニ退治にはダニ取りシートがおすすめです。置いておくだけで生きてるダニを捕獲し、余計なダニアレルゲンも残しません。単体での効果はもちろん期待大ですが、天日干しなどその他の退治方法と併用することで効果アップが期待できます。
徹底的にダニを駆除したいのなら、安価なダニ取りシートではなく、ダニを確実に退治できる「ダニ増殖抑制率100%」のダニ捕りロボがおすすめです。
まとめ
真夏は、気温の高さと太陽の厳しい日光で、天日干しでもある程度ダニ退治効果が期待できます。しかし、毎日布団を干すのは労力もかかり、なかなか大変な作業なので、時間の効率と作業の負担を考えながら、ダニ取りシートなどでうまく手を抜いてダニ退治ができるといいと思います。
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