「なんだかチクチクする」「しまっておいた服をきたらダニに刺された」なんてことありませんか?
ダニはいたるところにいるため、クローゼットや洋服ダンスの引き出しの中、衣類収納ケースの中にもダニが繁殖することがあります。久しぶりに着てみようと思った途端にチクリ。そんな時は要注意。他の服にもダニがついているかもしれません。
衣服についたダニは一度しっかり駆除してから、気持ちよく着たいですよね。

今回は洋服を傷めずにダニを退治する方法にについて書いていきます。

洋服に発生するダニを事前に防ぎたい!という人は、服にダニを繁殖させないために!普段から行いたい洋服のダニ対策も見てみてください。

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洋服のダニ退治で気をつけたいポイント

洋服についたダニを駆除するときに気をつけたいポイントをご紹介します。ダニ駆除に必要な情報をしっかりと理解して、ポイントを押さえてダニ退治をしていきましょう。

ポイント1:ダニの死滅温度

ダニを死滅させるためには、温度50℃以上を10分間継続とされています。60℃以上の温度では一瞬で死滅するという結果もあります。いずれにしてもダニは高温に弱い生き物なので、水で空気でもよいので、この条件を与えればダニを駆除することができます。

▼ダニの死滅条件

  • 温度50℃以上を10分間以上
  • 温度60℃以上

・チリダニ科コナヒョウヒダニ,ツメダニ科クワガタツメダニ,Cheaicarcipsis sp .,コナダニ科ケナガコナダニを温度50℃,湿度23〜25% R.H,下に置くと,10〜20分で死亡率 100%となった。
・コナヒョウヒダニをビニール袋に入れて50℃に加熱すると,10分間以内に死亡した。

引用:家屋内生息性ダニ類の生態および防除に関する研究(8)(吉川 翠)

ポイント2:洋服の縮み

ダニは50℃以上の高温にさらせば死滅させることができますが、衣服の種類や素材によっては、変形や痛みの原因にもなりかねません。ダニ退治だけを目的にして、大事な洋服が切れなくなってしまっては元も子もありません。衣服に合わせて適切なダニ退治方法を行うようにしましょう。

注意点
ダニを駆除したとしても、アレルギーの原因となるダニの死骸、フンなどのアレルゲンは残ってしまいます。ダニを駆除した後は、洗濯やクリーニング、掃除機掛けでアレルゲンを取り除くようにしましょう。

 

1. 洗濯

洗濯機

向いている服:Tシャツ、シャツ、キャミソール、下着、トレーナー、ジャージ、ジーパン、チノパンなど

  • 繊維の短い服に特に有効
  • シーツや枕カバーも効果あり
  • 毛先の長い服は洗濯以外のダニ対策が必要

洗濯でダニを100%死滅させることは難しいです。しかし、洗濯をすることで、衣類についているほとんどのダニを洗い流すことができるため、洗濯はダニ退治に効果を発揮します。
ダニは繊維にしがみつく性質がありますが、綿などの繊維が短い素材の衣服や下着はつかむところが少ないため、洗濯するだけでダニを取り除くことができます。シーツや枕カバーも有効です。
他の素材の衣服でも洗濯前にひと手間かけてあげるだけでダニ退治ができます。詳しいやり方についてはダニを洗濯で駆除したい人必見!家庭の洗濯機でできるダニ退治とその効果に書きましたので見てみてくださいね。

2. 熱湯

向いている服:Tシャツ、シャツ、キャミソール、下着、トレーナー、ジャージ、ジーパン、チノパンなど

  • 100℃の熱湯の必要はない
  • 70~80℃のお湯にたっぷり浸す
  • 毛(ウール)、ナイロン素材のニットやカーディガンに熱湯はNG

熱湯でダニを駆除することもできます。しかし、ぐつぐつに煮立った100℃の熱湯を洋服にかけてしまっては、大事な洋服を傷めてしまいます。熱湯をかけるなら、洋服全体が60℃以上の温度になるようなお湯の温度で十分ダニを駆除することができます。量や大きさにもよりますが、桶やタライに70~80℃のお湯をはり、洋服を沈めるようにしましょう。
毛(ウール)を素材としたセーターやカーディガンなどのニット系の洋服は、水に弱く縮みやすいので注意が必要です。また、ナイロンは熱に弱いので、熱湯をかけるのはNGです。他の方法を試しましょう。
熱湯を使った殺ダニ法の注意点についてはダニを熱湯で駆除は間違い!?素材やものに合わせた適切な殺ダニ法を参考にしてみてください。

3. アイロン

沸騰したお湯

向いている服:シャツ、スカート、ズボンなど

アイロンは衣類に直接高温部分を接触させるので、ダニ駆除には有効です。スチーム機能があれば、さらに効果的です。
洗濯できる衣類とアイロンがけ出来る衣類はかぶってくるものが多いので、洗濯した後にアイロンをかければさらに効果的かもしれません。しかし、洗濯をできない物であれば、あえてアイロンでダニ退治をするよりは、汚れを落とす意味でもクリーニングに出してしまうのがよいかもしれません。

4. 衣類スチーマー

向いている服:シャツ、ブラウス、ジャケット、スカート、伸びたニットなど

衣類スチーマーの蒸気は非常に高温のため、ダニ駆除に効果的です。アイロンのように圧力をかけることがないので、ブラウスやジャケットなどの洋服にも使うことができ、ついでにしわも伸ばせてしまい一石二鳥です。ニット類は基本NGですが、伸びてしまったものなら、逆に縮ませることもできます。使ったあとは衣類が湿気っぽくなるので、クローゼットにしまう時にはしっかりと乾燥させてからしまうのを忘れずに。

5. 乾燥機

乾燥機

向いている服:Tシャツ、シャツ、ブラウス(綿)、トレーナーなど

家庭用乾燥機でもダニを駆除することができます。注意点は乾燥機にいれた衣類全体をしっかり60℃程度まで温めること。乾燥機を10分かけたからと言って、必ずしも中の衣類が60℃以上になっているとは限りません。乾燥機の時間を30~40分など長めにとって、しっかりとダニを死滅させるようにしましょう。

6. 布団乾燥機

画像:Amazon

向いている服:シャツ類、ブラウス、ジャケット、ニット、厚手のアウターなど

布団乾燥機は服の形状を変えずに温めることができるので、ニットやジャケット、厚手のアウターなどダニ退治しにくいものに対して有効です。布団乾燥機を使う時は、衣類掛けに洋服をハンガーで下げ、専用の衣類乾燥袋で覆って乾燥させるとよいでしょう。市販のポリ袋でも代用できますが、その時は高温で溶けないように気を付けてください(参考:よくある食品用ポリ袋の材質の違いについて)。
水を使わないのでニットやカーディガンのダニ退治にも有効です。

7. クリーニング

クリーニングの受付け女性イラスト

向いている服:大切な洋服、型崩れしやすい衣服等

クリーニングの洗濯・乾燥の熱でダニを死滅させることができます。水洗いの場合、水溶性のダニアレルゲン(ダニの死骸・フン)も除去することができます。
水洗いで型くずれしてしまう衣類はドライクリーニングを行います。最近では宅配で洋服をクリーニングし、そのまま保管してくれるサービスもあります。
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8. ダニよけスプレー

画像:Amazon

向いている服:衣類全般、アウター等

ダニよけスプレーはその名の通り、ダニを寄せ付けないスプレーです。忌避剤と呼ばれるタイプで、ダニが嫌う匂いや成分で防虫効果を発揮します。ダニ駆除剤と違い使った瞬間に効果がでるわけではないので、数日時間をおく必要があります。また直接衣類に吹きかけるため、変色や変形に気を付け、初めに目立たないところで試しに吹きかけるようにします。手軽ではあるものの、根本的な解決にはならないため、合わせてダニを死滅させるための、駆除対策を行う必要があります。

まとめ

大事な洋服についてしまったダニを駆除する方法についてお伝えしました。ダニ退治ではダニを死滅させるための温度が特に重要ですが、衣類を傷めてしまわないように、洋服の種類や素材に合わせて対策をすることをおすすめします。
急ぎ使いたい場合は、今回お伝えしたダニ駆除法でダニを退治できますが、普段からできるだけ衣服にダニを寄せ付けないような対策を行っておくのが一番です。