ダニは家の中にいます。
カーペット1平方あたり300匹、畳1畳に90匹、ぬいぐるみ1個に1000匹が平均だそう!!ギャ~— 春霞 (@springmist04) 2018年12月20日
畳の上に何か敷くと湿気でカビが生えたりダニの温床になるみたいなので躊躇います😰 私も畳はお手入れや掃除が大変だし、赤ちゃんが汚すたびに気になりそうですよね…。
— まんまるねこ@20w boy? (@manmaruneko38) 2018年11月26日
畳は素材の力だけで吸湿・乾燥をしてくれ、快適な環境を作れる優秀な素材です。でも、長年使った畳は、きちんと管理されていないとダニが繁殖してしまうことがあります。
もし畳の部屋で寝起きしていて、朝起きたらかゆみがある。なんて場合は要注意です。もしかしたらダニが繁殖してしまっているかもしれません。ダニに刺されたと感じたら、まずは簡単にできるダニ退治から始めてみましょう。
もしダニ駆除の仕方がわからなかったり、ダニ駆除の商品もどれがいいのか迷ってしまう、という方はこの記事を参考にしてみてくださいね。
この記事では、畳のダニ対策やダニを駆除する方法を、具体的なダニ駆除商品とその特徴とともにご紹介していきます。ダニを予防することも大切なので、合わせてダニの繁殖予防についてもお伝えしていきます。
目次
畳のダニ対策前の基礎知識
畳は、畳表を縫い付ける土台となる畳床(たたみどこ)と呼ばれるものがあります。畳床は大きく3種類、「藁(わら)床」、「藁(わら)サンド床」、「建材床(脱わら床)」があります。現在は建材床(脱わら床)の住宅が殆どのため、ダニが発生することはほとんどありません。なので、もしダニが発生したという場合、建材床の畳の表面のみか、藁(わら)を使用した畳の可能性があります。畳の種類によっては、畳を傷めてしまったり、効果のない可能性もあるので注意が必要です。
・藁床
畳床の全てが藁でできています。藁を何層にも重ね圧縮した畳床。感触が柔らかで、調質、吸音、防音効果に優れており、最も高級な畳です。重量があります。
・藁サンド床
藁と藁の間にポリスチレンフォームなどのボードを挟んだ畳床です。藁床と建材床の間を取った素材で、藁床の感触の良さと、建材床の軽さ、防ダニ効果など良いとこどりの畳床です。
・建材床
インシュレンボードやポリスチレンフォームなどの化学材料を使用した畳床です。防ダニ効果に優れ、安価で張替が簡単なため、現在の住宅の多くは建材床となっています。耐久性が弱く、硬い感触の畳床です。
1.今すぐダニを駆除する
①ダニ駆除剤(空間、部分)
ダニ駆除剤は化学殺虫成分を使用し、ダニだけなく、ノミやゴキブリなどの害虫も退治できるものです。空間タイプ、部分タイプ(畳専用)の2種類があります。速攻性が高いので、今すぐダニを駆除したいという人にとっては、手軽な方法です。ただし空間タイプは、家具やパソコン・水槽などを事前に覆って保護しておく必要があり、1~2時間は使用している間、部屋に入れないなど、準備や制限があります。部分タイプのものは、藁を使った畳床に有効です。
・空間タイプ(煙タイプ、霧タイプ)
燻煙(くんえん)タイプ ダニアースレッド | 燻蒸(くんじょう)タイプ アースレッド |
・部分タイプ
市販のダニ駆除剤には、スプレータイプもありますが、畳が湿ってしまい乾燥が大変になってしまうので、液体でないタイプがおすすめです。
②アイロンスチーム
アイロンのスチーム機能を使ってダニを駆除します。スチームクリーナも同じような効果があります。速攻性はあるものの、畳全体をアイロンがけするのに非常に労力が掛かります。また、畳が高温になるまでアイロンを当てる必要がある一方、注意をしないと畳を焦がしてしまう恐れがあります。アイロンがけを行う際には、一カ所に当て過ぎないようにし、当て布をして行いましょう。
なお、スチームの蒸気により畳が湿ってしまう恐れがあるので、畳を剥がして天日干し
をするなど、必ず畳の乾燥も併せて行うようにしましょう。畳を上げて乾燥が出来ない人は別の方法が良いかもしれません。
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2.時間をかけてしっかりダニを駆除する
③ダニ捕りシート
専用のシートを置くだけで、ダニを誘い出し、生きているダニをそのまま捕獲・死滅させます。即効性は無いものの、2・3日でダニ駆除に高い効果を発揮します。また、生きているダニを誘い出し死滅させるので、ダニの繁殖防止にも効果が高いです。気になるところに置くだけで、手間がかかりません。ただし、効果期限が3ヶ月のものがほとんどで、継続的に使用する必要があります。畳の種類がわからない賃貸に住んでいる人や子供のいる家庭におすすめです。
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3.畳の中のダニを根こそぎ駆除する
藁(わら)を使用した畳床(たたみどこ)の場合、中の藁(わら)が吸湿・乾燥をしているため、条件によってはダニが繁殖してしまう可能性もあります。どうしてもダニの被害がなくならない場合、徹底した対策が必要になる場合があります。
サザエさんで、大掃除がをやっていたけど、障子って毎年張り替えるものなの?
破れてないのに張り替えるものなのかな?
畳を干したりしてて驚いた🤭
きっと、ホコリとかダニとかすごいよね?
大きな家は年末の大掃除大変だよね?
家族総出でやるのかな?
結婚したら、両親宅も手伝ったりするのかな?— 🦁 (@micheyees) 2018年12月16日
④畳の乾燥を行う
90℃で約2~3時間の高温殺菌を行う加熱処理サービスがあります。畳の内部まで高温乾燥させるので、ダニの死亡率はほぼ100%です。ダニ駆除の他に、殺虫・消臭・除湿にも効果があります。
※建材床は乾燥できません。
⑤防虫シートを貼る
畳表と畳床の間に防ダニシートを貼ることで、畳の内部にいるダニが表面に出てくるのを防ぐことができます。防虫・防カビも併せて効果のあるものもあります。畳の施工は畳店で行います。
⑥畳を張り替える・買い替える
どうしても改善しない時には、費用が掛かってしまいますが、畳の張替・買い替えを行いましょう。
畳の張替は1度だけ裏表をひっくり返し、畳表を張り替えることができます。この場合費用はそれほど掛かりませんが、畳床の種類によっては、畳の高温乾燥や防虫シート貼りもしておくとよいです。
畳の買い替えは、全く新しい畳を購入することになりますが、い草の香りが戻り、ダニの心配がなく安心して使用することができます。
4.大切なのは駆除したあとの除去・予防が大切
ダニを駆除した後は、必ず掃除機をかけるようにしましょう。アレルギーの原因となるダニの死骸・糞を取り除くことは、アレルギー症状の緩和・発症の予防となります。
また、ダニと生活するなかで、一番大切なのは「予防」です。ダニは目に見えず、完全に駆除することは難しいために、うまくダニと共存していくことが大切です。なるべくダニを繁殖させない習慣を身に着け、ダニ刺され予防をしていきましょう。
定期的に掃除機をかける
ダニのエサとなる人間の垢、フケ、髪の毛を定期的に除去することで、ダニの繁殖を防ぐことができます。ダニ駆除剤などで、ダニを駆除したあとも死骸が残るので、必ず掃除機をかけましょう。ダニアレルギーなど、アレルギー症状の原因となるアレルゲンの除去をします。
布団は毎日あげる
布団はダニが棲みつきやすく、ダニ刺されの原因として被害のでやすい場所です。人間は寝ている時にコップ2杯もの量の汗をかくと言われており、ダニは湿気と温かな温度を好むので、敷きっぱなしの湿気を含んだ布団は絶好の寝床となります。何日も畳の上に布団を敷きっぱなしにしているとダニ繁殖だけでなく、カビの原因にもなるため、畳を除湿・乾燥させるためにも、毎日布団を上げるようにしましょう。
畳の上にカーペット・ラグ・絨毯を敷かない
畳の上にカーペット・ラグ・絨毯などの敷物を敷いてしまうと、湿気がたまりやすく、ダニ・カビの原因となります。できるだけ畳の上に敷物をしかないようにしましょう。どうしても敷きたい人は、通気性の良い素材のものを選ぶか、時々敷物を半分ずつめくったりして湿気を除去するようにしましょう。新しい畳の場合、い草が若く、水分を多く含んでしまっているので、青みが取れてから敷くようにしましょう。
洗濯ものを干さない
畳は吸湿性に優れているので、濡れた洗濯ものの水分を吸って湿気っぽくなってしまいます。湿気はダニを繁殖させてしまう原因となるので、できるだけ洗濯ものを畳のある部屋に干すのは控えるようにしましょう。
畳を持ち上げて乾燥させる
畳を干すスペースがない人や、畳を外に干す労力がかけられない時は、畳を軽く持ち上げ、缶やペットボトルを挟んで風通しをしてあげることも有効です。風通しをしてあげることで、除湿し、ダニの繁殖予防をします。3ヶ月に1度行っていくとよいです。
春・秋の年2回の畳干しを行う
畳を干しておいておくスペースと、労力に余裕のある人は、春・秋の晴れた日に4~5時間ほど、畳を外で干してあげるとよいです。直接日光に当ててしまうと、畳が焼けて「色あせてしまう」原因となるので、陽の直接当たらない風通しのよい日陰で干します。途中で裏返してあげるようにしましょう。
6.まとめ
普段なかなか気にすることのない畳の種類ですが、種類によって吸湿の仕方も異なり、ダニの生息・繁殖のしやすさも変わってきます。
ダニ駆除の方法といっても方法はいくつかあるので、ダニを駆除したいという時には、畳の種類をよく確認し、希望にあう方法でダニを退治するとよいです。
畳のダニ駆除を一気にやろうとしたり、徹底的にやろうとすると、労力やそれなりの金額がかかってきます。また、ダニを完全に駆除することは難しいので、ダニをできるだけ大量発生させないためにも、できるだけダニを繁殖させない習慣づくりをし、予防をしておくことが大切です。
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