ノミとダニの違いは?生態と特徴・刺され痕・症状は?

「ノミ・ダニはよく聞くけれど違いがわからない」、「虫刺されのようだけど、これってノミ刺され?ダニ刺され?」なんてことありますよね。

ノミは基本的にはペットに寄生する虫ですが、ヒトを刺すこともあります。また、ノミもダニも非常に小さい虫で、同じように人を刺すため、「どちらに刺されたのかわからない」なんてことにもなりがち。

ノミとダニの違いを知って、原因が特定できれば、対策もしやすいですよね!

今回はノミとダニの違いについて、生態や生息、刺されたときの症状まで比較してみて行きたいと思います。

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ノミとダニの違いノミとダニの生息環境の違い

ノミ ダニ(ツメダニ)

引用:三共リメイク
引用:東大阪市役所
大きさ 2~3㎜ 目に見える 1mm以下 目に見えない
生育場所 ネコ・イヌがよく過ごす場所、寝床など
【室内】暖かい場所 (絨毯、ソファー、ベッドの上など)
【室外】直射日光が当たらない場所 (縁の下、草むらなど)
家中のあらゆるところ
特にベッド、じゅうたん、畳に多くみられ、ぬいぐるみ、ソファなどにも生息する
繁殖環境 【成虫】温度18~27℃、湿度75~85%
【サナギ】温度24~32℃、湿度78~80%
【卵】温度27℃、湿度50%以上
温度20~30℃ 湿度60~80%
※温度25℃以上で爆発的に増える
繁殖時期 特に7~9月に繁殖・被害が増える
真冬以外は年中生息
特に5~9月ごろに繁殖・被害が増える
冬は少なくなる傾向
エサ 【成虫】動物の血液 【幼虫】ペットの食べこぼし、フン チリダニ(ヒョウヒダニ、コナダニ) 他の昆虫(チャタテムシ等)
特徴 ぴょんぴょん飛び跳ねて刺す
ネコ・イヌに寄生する
夜、服の中に入って人を刺す
暗いところが好き
エサとなるチリダニが増えると合わせて増殖する

※Life with Pet https://www.bayer-pet.jp

ノミの種類と生態

ノミは犬や猫などのペットに寄生し、人も吸血することがあります。「イヌノミ」「ネコノミ」の2種類がいますが、現在ではほとんどがネコノミの被害です。ぴょんぴょん飛び跳ねることで知られていますが、跳躍力がすさまじく、体調の200倍も跳ねると言われています。

ネコノミは、褐色体が縦に平たく6本脚を持っています。体長は1~3㎜程の大きさで、目でも見ることができます。室内・室外、いずれの環境でも生息し、人間が生活する温かく適度な湿度のある環境下では、通年を通して生息します。

ダニの種類と生態

ダニは、大きくアレルギーの原因となるチリダニと、人を刺してかゆくするツメダニがいます。いずれも温度20~30℃、湿度60~80%ほどの高温多湿の環境で増殖するため、梅雨時期には特に注意が必要です。

刺咬がある点で、ノミと比較されるのはツメダニです。

ツメダニは他のダニや昆虫類をエサとするため、それらの虫が増えると増殖し、刺咬被害が増えます。

ノミは明るい場所でも人を刺しますが、ツメダニは基本日中は、布団の奥など暗い所に潜み、夜になるとはい出して人を刺すことがあります。リビングや寝室など暖かく・湿度のある場所では通年を通して生息します。

ノミとダニの刺され痕の違い・特徴は?

ノミとダニ(ツメダニ)の刺され痕や症状の違い、特徴について以下の表にまとめたのでご覧ください。詳細についてはその後に書いていきます。

ノミ ダニ(ツメダニ)

引用:レイコップ

引用:ダニ駆除ザウルス
症状 刺されてから数分~2日前後でかゆみを発症 強いかゆみ 刺されると赤く腫れ・水ぶくれになることもある 離れた場所を複数個所刺す 主に膝から下を刺す 数時間~数日後にかゆみが発症 かゆみが1~2週間と長く続く 肌の柔らかい場所を刺す(二の腕、お腹、太ももなど) 夜寝ている間に服の中を刺す 複数個所刺される

ノミの刺され痕・症状の特徴

ノミはぴょんぴょん飛び跳ねて吸血をするため、床から数十センチ、ヒトの膝(ひざ)から下を主に刺されることが多いです。しかし、ノミがいるところで横になっていれば、膝以外の箇所も刺されることがあります。

ノミ刺されは、ノミの唾液による遅延性のアレルギー反応で、非常に強いかゆみを生じます。刺されてから10分程度でかゆみを生じることがあれば、2日ほどでかゆみを生じることもあり、人それぞれです。赤く刺された後がのこり、その後水ぶくれになることが多いです。水ぶくれは、ズボンや服の布ずれで水疱が破裂してしまったり、ひっかいたりすることで、2次感染し、化膿することもあります。

ダニの刺され痕・症状の特徴

ダニ(ツメダニ)は、夜行性のため、夜ヒトが寝ている間にはい出てきて、パジャマなど服の中に潜り込み、二の腕やお腹、太ももなど、体の柔らかい場所を刺します。

刺し口2つはダニの仕業と言われますが、複数個所刺すことがあります。ダニ刺されもノミと同じ遅延型のアレルギー反応で、強いかゆみを生じ、かゆみが長引く特徴があります。

症状と治療について

かゆみが強いときには、ステロイドや抗ヒスタミン成分配合の軟膏などを塗るようにします。市販薬には、抗ヒスタミン剤ステロイド剤抗生物質が含まれているものがあります。それぞれの成分と効果については以下です。症状がひどくならないよう早めに薬を塗っておくと良いでしょう。

  • 抗ヒスタミン薬 … アレルギー症状、かゆみを抑える
  • ステロイド薬 … かゆみを抑え、赤みや腫れなどの症状を軽くする
  • 抗生物質 … 化膿を抑え、細菌の感染が広がるのを防ぐ

ノミとダニの駆除と対策

ノミの駆除と予防

ノミは動物に寄生するため、ペットについたノミの駆除も大切ですが、家の中にもノミが生息してしまった場合、家の中の対策も併せて行うようにしましょう。

  • 定期的にノミ捕りシャンプーをし、忌避剤などでノミを駆除する。
  • ペットについてしまったノミは市販の駆虫薬で駆除するか、動物病院で駆除してもらう。
  • ペットの寝床、お気に入りの場所を中心に、部屋の隅、ソファーやベッドの下などにも掃除機をかけ、ノミの卵、幼虫を除去し、粉剤の殺虫剤を散布する。
  • ノミと利用の首輪をつける(ダニにも有効)
  • 市販の殺虫剤を使用する
  • 家の中で飼っている犬・猫は、野良猫・野良犬に近づけない

家猫にも寄生するダニに要注意!人間への感染が超怖い!

ダニの駆除と対策

ツメダニは、エサとなるチリダニを増やさないこと、繁殖させないことが大切です。チリダニは人のフケや皮脂、髪の毛や食べかすなどをエサと、高温多湿の環境がそろうと増殖してしまいます。そのため、定期的に掃除機をかけてエサを減らすとともに、換気やエアコンなどで、部屋の温度・湿度を下げるようにしましょう。

ダニを駆除する方法は様々なので、代表的なものをご紹介します。

詳しい駆除方法については場所別のダニ退治・対策に詳しく書いてあるので見てみてください。

  • 布団のツメダニはカバー類の洗濯、駆除剤の散布で駆除する。化学殺虫剤が気になるひとはダニ取りシートやコインランドリーで加熱駆除する。
  • じゅうたん・ソファーはダニスプレーをかけ、ダニ取りシートを設置する。
  • 布団の天日干し、換気で湿度・温度を下げる
  • ぬいぐるみは熱湯駆除して洗濯をする
  • ダニを対策後は掃除機をかけてダニアレルゲンを除去する

ツメダニ以外の人を刺すイエダニ・マダニ

ツメダニ以外にも人を吸血する「イエダニ」「マダニ」などの屋外ダニがいます。これらはノミと同様感染症を媒介するなど、ツメダニによる刺咬被害よりも、症状が重度になったり、命の危険にさらされることがあります。草むらや山に入るときは、長袖長ズボンで肌を露出しないような服装を心がけ、市販の虫よけなどで刺されないように対策をするようにしましょう。

参考:日本貿易殺虫剤協会

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まとめ

今回はノミとダニの違いについてご紹介しました。

ノミはペットについていることがほとんどなので、猫や犬を飼っていない人にはあまり関係がないかもしれません。しかし、ネズミノミやイエダニなど、ネズミに寄生するノミ・ダニもいるので、古い家屋やネズミの音がした際には注意が必要です。

また、ダニは住環境の向上にともなって被害も昔よりも増えてきているので、ダニを増やさないように工夫し、刺されないようにしたいですね。