「最近、鼻がつまる・喘息のような咳が出る」「寝るときもムズムズしてマスクが手放せない」「部屋の空気清浄機を稼働させてないと不安」なんてことありませんか?
寝るときにマスクを手放してすっきり寝られたらどんなに気持ちいいでしょうか。布団はダニが多い場所なので、対策をしっかりして気持ちよく・安心して眠りたいものです。
ダニの退治方法、対策は色々ありますが、布団に潜むダニは、駆除するだけでなく、アレルゲンへの対策も重要です。
今回は本当に効果のある布団のダニ退治方法と対策についてお伝えしていきます。
目次
布団のダニ対策はダニの駆除×アレルゲンの除去の2つが必須
布団のダニは50℃以上の温度で10~20分加熱することで死滅させることができます。布団の内部までしっかり熱を通すために、加熱温度や時間を工夫して、しっかりダニ退治しましょう。加熱温度や時間の調整は、ダニ退治の方法によって異なるので様子をみて行うようにしましょう。
・コナヒョウヒダニをビニール袋に入れて50℃に加熱すると,10分間以内に死亡した。
引用:家屋内生息性ダニ類の生態および防除に関する研究(8)(吉川 翠)
また、布団はダニが生息しやすい場所であると同時に、ダニアレルゲンの(ダニの死骸・フン)がたまりやすい場所でもあります。ダニを駆除できたとしても、アレルゲンを除去しないことには、マスクを外して安心して眠れるようにはなりません。
ダニを駆除したあとは、布団表面に掃除機やレイコップを丁寧にかけるようにします。ダニアレルゲンを吸い取っておくことがアレルギー症状を抑えるためには非常に大切なことです。
【一覧】布団のダニ退治法|費用・効果
布団のダニ退治方法とその費用・効果を一覧でまとめました。以下の表を参考にどのアプローチの仕方が自分に合っているか検討してみましょう。
1.布団クリーニング | |
◎ | 高 |
駆除効果:高い | 約3,700~8,800円/枚 |
値段は高めですが、ダニ退治とアレルゲンの除去が同時にできます。宅配クリーニングなら大変な布団の持ち運びも不要です。 |
2.コインランドリー | |
◎ | 中 |
駆除効果:高い | 約600~1,000円/h |
値段は安く、ダニ駆除効果も高いですが、布団を傷めないように取扱いには注意が必要です。布団の持ち運びは大変です。 |
3.布団乾燥機 | |
〇 | 高 |
駆除効果:中 | 本体:約8,000円~ 電気代:約15~25円 |
布団全体を洩れなく温めることでダニ駆除効果が高くなります。できれば、連日繰り返して行うとより有効です。 |
4.スチームアイロン | |
〇 | 低 |
効果:中 | 水道+電気代:数円 |
安くダニを死滅させられますが、効果範囲が狭いので、全体を温めるのに時間と手間がかかります。熱で傷めないよう素材には要注意です。 |
5.ダニ駆除剤(スプレー/燻煙・燻蒸) | |
〇 | 低 |
駆除効果:中 | 約500円~/個 |
低コストで布団表面のダニ駆除に向いています。布団内部には効果がなく、化学薬剤を使用しているため、取扱いには注意が必要です。 |
6.ダニ取りシート | |
〇 | 中 |
効果:高 | 約30~160円/枚 |
速効性はありませんが、商品の性能や置く枚数により高い効果が出る場合があります。長期的に設置することでダニの繁殖を抑えられます。 |
7.熱湯 | |
△ | 低 |
駆除効果:小 | 水道+電気代:数円 |
ダニを死滅させられますが、素材を傷めたり、しっかり乾燥させないと、菌・カビ・臭いの原因になります。 |
8.天日干し | |
△ | 低 |
駆除効果:小 | タダ |
殺ダニ効果は低いですが、定期的に行えば、ダニの繁殖抑制につながります。布団を干したら、丁寧に掃除機を掛けましょう。 |
9.忌避剤(アロマ等) | |
× | 中 |
駆除効果:なし | 約500円~/個 |
ダニを遠ざけるだけで、殺すことはできません。根本的な解決にはならないので、ダニ駆除の対策を合わせて行う必要があります。 |
10.家庭用洗濯機 | |
× | 低 |
駆除効果:なし | 水道+電気代:数円 |
汚れ・アレルゲン除去はできますが、ダニは洗濯では死にません。乾燥させるのが難しく、使用感が劣化する可能性があります。 |
布団クリーニングはダニの駆除×アレルゲンの除去を一緒にできる唯一の方法
布団でマスクなしで安心して眠れるようになるためには、「ダニの駆除」と「アレルゲンの除去」が大切です。
この2つが一度にできる方法は、唯一「布団クリーニング(布団丸洗い)」だけです。他の方法では、「ダニ駆除」はできても、「布団の中に入り込んだダニアレルゲンの除去」はできません。
理由は、ダニの死骸・フンなどのアレルゲンは、細かく砕けると布団の置く深くまで入り込んでいってしまうため、いくら掃除機やレイコップなどで表面を吸い取っても、奥のアレルゲンまでは除去できないからです。
また、布団の中綿に残ったダニの死骸・フンなどのアレルゲンは水溶性のため、水洗いしないと取り除くことはできません。コインランドリーのように加熱温度が高く、ダニを駆除する効果が高い方法だとしても、洗わなければ布団の中のアレルゲンは除去できません。
しかし、布団クリーニングや丸洗いなら、コインランドリーと同じように高温乾燥も行い、布団の洗濯・洗浄も行ってくれます。布団のダニ退治法としては、布団クリーニングは唯一「ダニ駆除」も「アレルゲンの除去」ができ、布団をきれいさっぱりダニを洗い流すことができる手段なのです。
ちなみに、本サイトでおすすめしているのは、布団丸洗いのフレスコによる、布団クリーニングです。布団を傷めずに洗うことを一番にしており、わからないことは相談に乗ってくれます。
予備の布団もレンタルできるので安心です
布団クリーニングサービスは、申し込みをしたら、届いたセットに布団を詰めて送り返すだけで布団がキレイなって帰ってきます。しかし、布団を洗ってもらっている間、布団がないと困りますよね。
布団丸洗いのフレスコでは、そんな人のために、布団の貸し出しサービスも行っています。必要があれば、クリーニングの申し込みと合わせて、布団を貸してもらえれば、「寝る布団がない!」なんて心配もなく、安心です。
布団クリーニングのフレスコについては、布団宅配クリーニングのフレスコ|口コミ・評判まとめで詳しく書いていますので、興味のある方はご覧ください。
効果的な布団のダニ退治方法4つ
①布団クリーニングサービスを利用する
前項で布団クリーニングについて述べましたが、ダニの駆除・アレルゲンの除去には最も効果的な方法です。費用が若干高めですが、布団の枚数が2枚、3枚、4枚と枚数が増えるほど1枚当たりの単価が割安になるので、家族のいる家庭ならまとめてクリーニングに出すのがおすすめです。布団のプロにお願いできるので、布団を傷めたりしないか、ダニが駆除できてるかなど、余計な心配をすることなく丸ごとお任せできるのが嬉しいですね。
②コインランドリーで布団を丸ごと加熱する
コインランドリーによっては、加熱温度の設定ができるところもあります。温度を上げすぎると布団を傷めてしまうこともあるので、布団の素材や特性についてはよく確認しておきましょう。目安としては、中綿の温度がしっかり上がりきるように70℃で50分以上は加熱したいところです。
③布団乾燥機で布団を丸ごと温める
冬場に活躍する布団乾燥機は、ダニ退治のできるものもあります。おすすめは布団を丸ごと覆えるカバータイプの布団乾燥機です。ムラなく布団全体を均一加熱できるので、ダニを取り逃がす確率が低くなります。熱風を送り布団全体を温めるので、時間はかかりますが、定期的に行うことで、ダニを駆除できる効果が期待できます。
ただし、梅雨時期は加熱した布団の湿気が部屋中に放出され、全体として湿度が上がるため、部屋中のダニが繁殖しないよう、晴れた日には換気をして湿気を逃がしてやる必要があります。
④スチームアイロンをかける
アイロンのスチーム機能やスチームアイロンの高温スチームは、殺ダニ効果が高く、瞬間的にダニを退治することができます。ですが、内部までスチームを浸透させたり、布団全体をアイロンがけするのに、手間や労力はかかります。シルクなど熱に弱い素材の場合、控えるようにしましょう。
また、布団全体が湿っぽくなってしまうので、スチームを行ったあとは、十分外に干し、布団の中までしっかりと乾燥させるようにしましょう。十分乾燥させないと、逆にカビやダニの原因となってしまいます。
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※熱湯、ダニ駆除剤をおすすめしない理由
熱湯はスチームアイロンと同様に、瞬間的にダニを退治できるものの、布団の中に到達するまでにお湯の温度が下がり、ダニを退治できなかったり、布団全体を濡らす必要があり、乾かすための労力が半端なくかかります。余計な労力と時間を使ってしまうので、他の方法をおすすめします。
また、ダニ駆除剤は布団表面についたダニを駆除するには有効ですが、ダニは布団内部まで潜りこんでしまうため、一回布団表面のダニを退治したところで、あまり意味がありません。
化学薬品を使っているものが多いため、直接肌に触れる心配もあるため、布団に関してはスプレーや燻蒸・燻煙タイプのダニ駆除剤はおすすめしません。
ダニを退治した後の対策と予防
ダニを駆除したあとは、ダニの繁殖抑制と予防についてみていきましょう。
対策1|ダニ取りシートでダニの早期駆除・繁殖抑制をする
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ダニ取りシートは効果がでるまでに、2・3日~2週間ほど見る必要があります。速攻性は期待できませんが、ベッドのマットレスや畳から布団に移動してくるツメダニやチリダニを誘引して捕まえるため、布団クリーニングの後に、布団のダニの繁殖予防として使うと良いでしょう。
長期のダニ対策として向いており、安全性が高いのが特徴で、ダニが繁殖する前の4・5月ごろからダニ取りシートを設置しておくと、ダニの繁殖を抑えることに役立ちます。ダニ取りシートをランキング形式でご紹介していますので、失敗しないダニ取りシート!おすすめランキングBEST5【エビデンスあり】もご覧ください。
忌避剤(ダニ除けスプレー)と合わせて使うと、より効果的です。
対策2|換気・掃除機がけを習慣づける
すぐにダニを駆除する効果は期待できませんが、ダニは高温・多湿を好むため、窓を開けて換気をすることで、室内の温度・湿度を下げ、長期的にみればダニ退治になります。
また、掃除機がけは、ダニのエサとなる人間の髪の毛や皮脂・フケ・食べかすなどが除去できるので、同じく繁殖を抑制することができます。
しかし、いずれも習慣的に繰り返し行うことで、少しずつダニを減少させることができるので、長期的に行うことが大切です。
定期的に窓を開けて、空気の入れ替えと掃除をするようにしましょう。
カバーやシーツは熱湯につけてから洗濯機で洗う
まくらカバーやシーツも1週間に1回程度洗うことをおすすめします。ただ洗濯機で洗うのも効果はありますが、洗濯する前に60℃以上のお湯につけてから洗濯すれば、ダニも死滅し、アレルゲンも洗い流すことができます。
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枕は丸洗いするか外に干す
枕は顔や鼻などの器官に近いものなので、丸洗いするのが一番です。中の素材がポリエチレンパイプなどの洗える素材だと、汚れやダニアレルゲンも洗い流せて清潔に保つことができて、気持ちよく使うことができます。
もし洗えない素材の場合は、天日干しや陰干しするなどして、通気を行いダニの繁殖を抑えるようにして、掃除機がけを忘れず行うようにしましょう。扱い方は枕の素材によって違うので、洗濯表示タグをよく確認してくださいね。
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まとめ
- 布団クリーニングはダニ駆除・アレルゲン除去どちらも一緒にできる。
- コインランドリー/布団乾燥機/スチームアイロンは、掃除機掛けが必須。
- ダニ駆除後は、ダニ取りシートとダニを増やない習慣づくりを。
- 布団だけでなく、カバーやシーツ、枕のダニ対策も忘れずに行う
布団は、直接肌に触れたり、顔が近づき、一日の1/3を過ごす大切な場所です。ダニが原因で咳や鼻水などの症状に悩まされないためにも、適切に対策をして、マスクなしで、気持ちよく寝られるようにしたいですね。
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